子どもに家庭教師をつけるならいつ?おすすめのタイミングを紹介
かつて昔は、家庭教師はつけるのはかなり教育に力を入れている家庭というイメージがありましたが、近年は少子化等の影響もあり、家庭教師を考える家庭も増加傾向にあります。そんななか、家庭教師をつけたいけれど何歳がベストなのかと頭を悩ませている方もいます。今回は、そんな悩みを解消するために大切なポイントを紹介します。
家庭教師はいつからつけても OK
さまざまな理由で家庭教師を検討し始めたとき、「何歳から始めるべきなのか」「4月からスタートするのがよいのか」など、年齢や時期について頭を悩ませている方が多くいます。
実は、「いつ始めても問題ない」というのが答えです。なぜかというと家庭教師は、クラス単位でカリキュラムを進行していくことの多い学習塾などとは異なり、生徒一人ひとりの学力に合わせて勉強を進めていくからです。
例えば、新学期が始まり、はじめは順調だったけれども、夏が終わり数学だけが遅れてしまっているという子どもに対しては、秋から数学だけ家庭教師をつけるということも可能です。
家庭教師をつける目的はさまざまですが、それぞれの子どもの学力や悩みに応じて指導してくれるため、年齢的に早すぎる・遅すぎるや開始時期なことで悩む必要はありません。
子どもがやる気になっている時が開始するベストタイミングだとお考え下さい。ただ、せっかく家庭教師をつけるなら、子どもに合ったベストな先生を選びたいと考えるはずです。
先生の選択肢が多いときにベストな先生を選ぶのであれば、2月から5月がおすすめです。さまざまな目的で家庭教師をつけていますが、とくに多いのが受験対策を目的としているケースです。
受験対策のため家庭教師をつけている場合、2月で受験が終わることがほとんどなので、先生方も新たな生徒を募集し始める時期でもあります。
また、大学受験を終えたばかりの現役大学生がアルバイトとして家庭教師を始めるタイミングでもあるため、よい先生に出会える確率は、ほかの月に比べて大幅に上がります。
目的によって違う家庭教師をつけるタイミング
前項で家庭教師をつけるタイミングは、子どもがやる気になったときと述べましたが、何らかの目的を達成させるために家庭教師を検討しているということであれば、効果の高い時期があります。
ここでは目的別に家庭教師を始めるのにおすすめの時期を紹介します。
勉強することを習慣化させたいとき
まず、「勉強の習慣をつけたい場合」です。幼稚園や保育園から小学校入学当初は、遊んだり、友達を作ったりすることが一番大切と教えられるため、多くの場合、机に向かい勉強をするという習慣はあまりありません。
しかし小学校高学年ともなると、学習する内容が増えるため、まったく勉強をしていないと勉強に対して苦手意識を持ってしまうことにもつながります。
そのため、勉強の習慣をつけることを目的とするためあれば、すべての教科において初歩段階である小学校3年生から4年生頃に家庭教師をつけるのがベストだといえます。
また、早めに勉強を習慣化し基礎を固めることで、勉強への苦手意識をなくし、学ぶ楽しさが得られる効果もあります。
高校受験対策をしたいとき
次に、「高校受験対策」を目的とした場合です。目的とする高校のレベルと子どもの学力によりますが、ひとつでも上のレベルを目指すのであれば早めにスタートするのがよいでしょう。
たとえ志望校が決まっていなかったとしても、受験勉強の習慣をつけると考えれば中学1年生からスタートすることをおすすめします。
1年生のうちから家庭教師をつけることで合格に向けて計画的に学習を進めていくことができることと、基礎力を固めながら定期テストで好成績を残せれば内申点も稼げるため、余裕を持った受験対策が可能になります。
子どもに家庭教師をつけるときのポイント
子どもに家庭教師をつけようと検討し始めたとき、後悔しないためには家庭教師という選択が子どもの学力アップにとって最善の方法だということを理解したうえで選ぶ必要があります。
ここでは、家庭教師を選んでよかったと思ってもらえるポイントを紹介します。
塾への通学時間を省ける
学習塾へ行くことがないため、通学時間を勉強時間に有効活用できます。自宅で行う家庭教師の大きなメリットといえるのは、この点であるといえます。
マンツーマン指導
複数人で授業を行う塾などと違いひとりひとりのペースに合わせて学習を行うので、子どもにあった勉強方法で合格へのスケジュールを立ててくれます。
いつでも始めやすい
「学習に遅れが出た」「受験に向かって勉強を始めたくなった」「部活を引退して時間ができた」など理由はさまざまですが、学習塾のように4月からカリキュラムがスタートという訳ではないので、始めようと思った時に開始することができるのは、家庭教師のメリットといえます。
このようにさまざまなメリットのある家庭教師なので、やる気がないのに無理に始めることなく、本人がやりたいと思うタイミングで始めることができるのが、最大の特徴であり、学習塾との大きな違いといえます。
まとめ
いかがでしたか?近年回は、近年利用者が増加傾向にある家庭教師について、多くの方が頭を悩ませている開始時期や学習塾と比較したときのメリットを中心に解説しました。何事にもおいてもそうですが、何かを始めるとき、誰かにやらされているのと本人の意志で始めるのとでは、結果に大きな差が生まれます。せっかく家庭教師をつけようとお考えなのであれば、ぜひ子どもとのコミュニケーションをしっかりととり、やる気に合わせて開始することをおすすめします。